岸田首相、仏大統領と電話会談＝イスラエルの自衛権擁護 | 時事通信ニュース
首相はハマスによるテロ攻撃を断固非難するとともに、「イスラエルが国際法に従って自国や国民を守る権利を有することは当然だ」との立場を伝えた。
2022年は「イスラエルに殺害されたパレスチナ人の数という意味で最悪の年」：政府｜ARAB NEWS
イスラエル軍、パレスチナ人2人殺害 ヨルダン川西岸 写真7枚 国際ニュース：AFPBB News
退避勧告に従ったガザ住民、イスラエル空爆で死亡 「どこにいようと危険」(1/2) - CNN.co.jp
「大量虐殺」「国際法違反」＝ガザ病院空爆、非難の声相次ぐ―パレスチナ | 時事通信ニュース
イスラエル軍、ヨルダン川西岸でパレスチナ人5人を殺害＝保健省 | ロイター
イスラエル軍、ガザの教会で母子射殺 写真6枚 国際ニュース：AFPBB News
ガザで非武装の11人射殺か イスラエル軍が戦争犯罪の疑い|47NEWS（よんななニュース）
イスラエル軍が非武装のパレスチナ人を虐殺することは、はたして「イスラエルの自衛権行使」なのでしょうか。日本を含む「自由主義陣営」は、10月7日の「ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃」以前からイスラエルがパレスチナ人へのジェノサイドを行っていることを都合よく無視して「ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃に対するイスラエルの自衛権行使」という構図を描いていますが、「ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃」は、70年以上続くイスラエルによるパレスチナ人へのジェノサイドを正当化する理由には決してなりません。
イスラエルによるパレスチナ人へのジェノサイドを「イスラエルの自衛権行使」だとして容認する日本政府は、イスラエルによるパレスチナ人へのジェノサイドの「共犯者」にほかなりません。また、イスラエル企業との武器生産・販売提携を行い、イスラエルによるパレスチナ人へのジェノサイドに加担している日本企業*1も、れっきとした「共犯者」です。日本の政府と企業は、イスラエルによるパレスチナ人へのジェノサイドの「共犯者」であることをただちにやめるべきです。そしてもちろん、イスラエルはパレスチナ人へのジェノサイドをただちにやめるべきです。先にも述べましたが、「ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃」は、70年以上続くイスラエルによるパレスチナ人へのジェノサイドを正当化する理由には決してなりません。
イスラエルによるパレスチナ人へのジェノサイドに抗議する日本人の中には、日本人を「純粋無垢な平和国家の民」だと思っている人もいるかもしれません。しかし、先に述べたように日本の政府と企業がイスラエルによるパレスチナ人へのジェノサイドの「共犯者」であり、そしてそれは戦後の日本が「平和憲法」を持っているにもかかわらず「自由主義陣営」の盟主である米国の戦争に加担し「平和憲法」のおかげで自らの手を血で汚さずに暴利をむさぼってきたことの延長線上にあるのだということを考えると、日本人は「純粋無垢な平和国家の民」では決してありません。
日本人がイスラエルによるパレスチナ侵略に対して沈黙せず抗議の声を上げることは、もちろん大切なことです。ただ、それについて私は一つ気がかりなことがあります。もし日本がイスラエルのように「自衛権の行使」を口実に他国、例えば日本の政府や国民の多くが「北朝鮮」と呼び「悪魔視」する朝鮮民主主義人民共和国を侵略したとして（戦争法が制定されたことによって「平和憲法」があるにもかかわらず「集団的自衛権」の名の下に日本が米国の侵略戦争に同盟国として参加できるようになった今、その可能性は皆無ではありません。）、そのとき、どれだけの日本人が、イスラエルによるパレスチナ侵略に対するのと同じように自国による朝鮮侵略に対して抗議の声を上げることができるでしょうか。
「あそこのことをみんなが大きな声でしゃべるのは遠いよその国だからなのよ。政治問題は遠い国のことほど単純に、壮絶にしゃべりたくなるものなのよ。自分の国のことになると1ミリの振動でもびくびくしてたちまち口ごもってしまうくせに、そうなのよ。つまり、きれいに苦悩できるのよ」
