葦辺の車家ブログ

自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない車家(くるまや)ゆきとが感じたこと・考えたことをそこはかとなく書き綴ります。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「知」は、薬にもなれば毒にもなる。

「知性と教養のある人間は、差別主義者にはならない」ということが、しばしば言われます。たしかに、私も主に読書を通じて差別主義を克服するための知見を得てきましたから、差別主義を克服するために「知ること、学ぶこと」が有益であることは否定しません…

前エントリ「三浦瑠麗氏とフジテレビによる民族差別煽動に断固抗議する」の補足

前エントリ「三浦瑠麗氏とフジテレビによる民族差別煽動に断固抗議する」について、若干補足します。 たしかに、問題となった三浦瑠麗氏の発言それ自体は、三浦氏の「言い訳」にもあるように、民族差別煽動とは言い難いようにも思えます。 しかし、前エント…

三浦瑠麗氏とフジテレビによる民族差別煽動に断固抗議する

三浦瑠麗氏、ワイドナショーでの発言に批判殺到 三浦氏は「うがった見方」と反論http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/12/ruri-miura_a_23359021/ 残念ながら、「大阪に北朝鮮のテロリスト分子が潜んでいる」という三浦瑠麗氏の発言の何が問題であるか分か…

差別主義者も「人間」だからこそ、私は断固として非難する。

「差別主義者は人間ではない」という言説を、しばしば見聞きします。 たしかに、差別は人間の尊厳を踏みにじる「反人間的な」ものですから、「差別主義者は人間ではない」と言いたくなる気持ちもわかります。しかし、差別主義者を「人間ではない」と言い切る…

路地裏とエロス

私は「路地裏」を愛している。しかし、その「愛」はいささか暴力的かもしれない。 路地裏は、決して簡単に私を受け入れようとはしない。しかし、それゆえに私は闖入したくなる。 この路地を進んだ先には、いったい何があるのだろう?もしかすると、そこにあ…