葦辺の車家ブログ

自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない車家(くるまや)ゆきとが感じたこと・考えたことをそこはかとなく書き綴ります。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「日韓関係悪化」の根本原因は、「ナショナリズムの衝突」などではない。

昨今の「日韓関係の悪化」について、日本国民の中には「日韓の政治対立は、ヘイトスピーチを繰り返して日本人の『嫌韓』感情を煽る日本のネット右翼と、歴史問題を繰り返し持ち出して韓国人の『反日』感情を煽る韓国の市民という、日韓双方の『偏狭なナショ…

「日韓関係の悪化」を「どっちもどっち」論で語る日本国民の誤解

昨今の「日韓関係の悪化」を、「どっちもどっち」論で語る日本国民が少なくありません。「日本でも、韓国でも、政治家がお互いの対立を煽っている」あるいは「日本の『嫌韓』も悪いが、韓国の『反日』も悪い」と言う彼らは、問題の本質を「日韓の政治的対立…

「『嫌韓』は『韓流』に対する反発である」という浅薄な認識

「『嫌韓』は『韓流』への反発だ」と言う人たちがいます。もしかすると、彼らは「フジテレビ抗議デモ」や「花王不買運動」から「『嫌韓』は『韓流』への反発だ」という認識を有するに至ったのかもしれません。しかし、それは浅薄な認識です。 まず、そもそも…

なぜ日本政府は、日本企業が日帝強制動員損害賠償判決を履行することを妨げるのか。

「徴用工問題」と呼ばれる、日帝植民地支配下の朝鮮で行われた日本企業による強制労働の問題は、日本企業が韓国大法院の下した判決を誠実に履行し、それを日本政府が妨げなければよいという、それだけの話です。それなのに、なぜ日本政府は、日本企業が判決…

強制労働被害者こそ「我慢の限界」だ。

www.asahi.com まるで、日本が徴用工問題における「被害者」であるかのような論調の記事ですが、いったいいつから日本が徴用工問題における「被害者」になったのでしょうか。 そもそも、徴用工問題で日本の植民地支配の不法性が問われたことの腹いせとして植…