葦辺の車家ブログ

自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない車家(くるまや)ゆきとが感じたこと・考えたことをそこはかとなく書き綴ります。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日帝強制動員歴史館を見学しました。

過日、韓国の釜山を旅した私は、国立日帝強制動員歴史館*1を見学しました。 ご存知のように、昨今の日本では、日帝による加害の歴史を正当化する歴史修正主義が大手を振ってまかり通っています。 先般の徴用工訴訟判決に関しても、安倍首相は「徴用工でなく…

「韓国大法院の判決は請求権協定に反する」という日本政府の主張は、どこが間違っているか。

ご存知のように、先般韓国大法院が出した徴用工裁判の判決に関して、日本政府は「韓国大法院の判決は、日韓請求権協定に明らかに反する」と主張しています*1。そして、日本の多くのマスメディアも国民も、政府の主張を疑おうともせず「韓国大法院の判決は、…

「ヒロシマ・ナガサキ」は、「忘れる」ためのものではない。

[社説]BTS騒ぎに映った韓日関係の悲しい姿 : 社説・コラム : hankyoreh japan 防弾少年団(BTS)のメンバーが着用していたTシャツが原爆投下を正当化するものだというのは誤解(というよりも、むしろ曲解)ですが、しかし、この問題の背景に韓国に…

徴用工訴訟判決をめぐる問題について

「徴用工訴訟判決をめぐる問題」を問うと、おそらく日本国民の多くは「(韓国大法院が出した)判決そのものに問題がある」と答えるでしょう。そして、安倍首相や河野外相に倣って「国際法違反だ」と言うかもしれません。事実、日本では安倍首相の「今般の判…

徴用工訴訟判決と、日本の“リベラル”メディアの終焉。

www.asahi.com 朝日新聞のこの社説ですが、徴用工や日本軍性奴隷被害者といった日帝による植民地支配の被害者に対する抑圧の上に成り立ってきた、新植民地主義的な「日韓関係」が維持できなくことばかり憂慮し、被害者の人権救済など「日韓関係」の維持に比…