葦辺の車家ブログ

自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない車家(くるまや)ゆきとが感じたこと・考えたことをそこはかとなく書き綴ります。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

差別用語の本質的な問題点について

差別用語について、ネット右翼だけでなくリベラル派の中にも「○○は、その語源に鑑みれば差別用語ではない」と言う人がしばしば見受けられます。しかし、例えば中国に対する侮蔑を正当化したいレイシストが「『支那』という言葉は、その語源に鑑みれば差別用…

民主主義を歪める「自由民主主義」という反共ファシズム

甘利幹事長、衆院選争点 「自由民主主義か、共産主義が入ってくる政権か」 - 産経ニュース ヨーロッパに幽霊が出る――共産主義という幽霊である。ふるいヨーロッパのすべての強国は、この幽霊を退治しようとして神聖な同盟を結んでいる、法皇とツァー、メッテ…

「民主的な天皇制」という欺瞞

おそらく、リベラル派の中には、「戦後の日本は民主主義国家であるから、戦後の天皇制も民主的な制度である」と考える人も少なからずいることでしょう。 たしかに、日本国憲法は、天皇の地位を「主権の存する日本国民の総意に基く」(第1条)ものとしていま…

「日本国籍」あるいは「日本国民」を貫く「排除と同化」の論理

朝鮮や台湾を植民地支配した日帝政府によって一方的に「日本国籍」を付与された在日コリアンや在日台湾人は、日帝の敗戦後である1952年4月、新たにアメリカを盟主とするサンフランシスコ体制に組み込まれた「民主主義国家」日本の政府によって個々人の意思に…

日本共産党の天皇制に対する態度は、どこが間違っているか。

天皇制というのは、憲法で決められた制度であります。日本共産党の考えだけで、変えられるものではありません。日本の国の主人公である国民の間で、民主主義をそこまで徹底させるのが筋だという考えが熟したときに、はじめて解決できる問題であります。それ…