葦辺の車家ブログ

自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない車家(くるまや)ゆきとが感じたこと・考えたことをそこはかとなく書き綴ります。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘイトスピーチの法規制に反対する「有識者」の「知的不誠実さ」について。

(憲法を考える)ヘイト規制、表現の自由と両立は 全国初の罰則条例、川崎市で施行:朝日新聞デジタル “「規制は例外的で、ヘイトスピーチ規制も慎重であるべきだ」という榎透・専修大教授(47)は、表現の自由の大切さを指摘する。……しかし、差別的な表現まで…

「まるで『北朝鮮』のようだ」は、「北朝鮮」に対する批判ではなく、朝鮮に対する悪魔視である。

日本のリベラル派の中には、安倍政権の暴政やNHKの翼賛的な報道を批判するにあたって、「まるで『北朝鮮』のようだ」と朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮と略す)を引き合いに出す人が少なからず見受けられます。彼らは、「まるで『北朝鮮』のようだ」とい…

歴史修正主義の跳梁跋扈について、我々は何を問うべきか。

昨今の日本における歴史修正主義の跳梁跋扈に関して、よく言われるのが「昨今の日本で歴史修正主義が大衆に支持されるのは、リベラル派とされる人たちよりも保守派あるいは歴史修正主義者とされる人たちのほうが、大衆の心の入り込めているからだ」というこ…

マジョリティが理解すべきなのは、「レイシスト・シンパ」の気持ちではない。

レイシスト政治家が多くの支持を集めるという昨今の現象について、リベラル派であるマジョリティの中には「レイシスト政治家の支持者を単に批判したり軽蔑したりするだけではなく、レイシスト政治家に惹かれてしまう彼らの気持ちを理解すべきだ」と言う人が…

「民意」は、決して民族差別を正当化しない。

小池氏が大差で再選「コロナから命、暮らし守る」 宇都宮氏、山本氏ら破る 東京都知事選:東京新聞 TOKYO Web これまで4年間の都政で、朝鮮学校や韓国学校に対する差別*1*2、あるいは関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典への追悼文送付拒否*3や追悼式典への圧力…

「ニッポンは『自由な国』だ」と言うけれど。

よく、「政権に問題があるとしても、独裁国家と違ってそれに対する批判が許されるのだから、よその国に比べれば日本はまだまだ自由な国だ」と言う人がいます。 日本に言論の自由があることは、もちろん私も否定しません。しかし、だからといって日本が他の国…