あしべの自由帳

芦部ゆきとが言いたいことを書き綴るだけの、そんな「自由帳」です。

旅をしても、「本当の自分」を見つけることはできないかもしれないけれど……

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「自分探しの旅」という言葉に対して、「旅をしたところで、『本当の自分』などというものを見つけることなどできはしない。そもそも、どうしてニセモノの自分に『本当の自分』を探すことができようか」というのはよく言われることです。

たしかに、「旅をしたところで、『本当の自分』などというものを見つけることなどできはしない」というのは、全くその通りだと私も思います。しかし、だからといって、旅をすることが無意味であるとは、私は思いません。

たとえ旅をすることで「本当の自分」を見つけることができなくても、旅をすることで日常から離れれば、ちっぽけな自分、もどかしい自分、そんな等身大の自分を受け入れることができるようになるはずです。それはきっと、日常から離れることで、いやがおうでも等身大の自分と向き合わなければならなくなるからでしょう。

そうして受け入れた、いまここにある自分こそが、「本当の自分」なのだと思います。つまり、「私らしく生きる」ことは、いまここにある私を生きること以外の何ものでもないのだと思います。

 

――ある夜、旅先の街の片隅で、ちっぽけな存在である私は、そんな自分にもどかしさを感じながら、そんなことをふと思ったりしたのでした。