あしべの自由帳

こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく。主にラブとピースとエロスにまつわるetc.について考えています。

「オタク」だからこそ、コンテンツの「危うさ」としっかり向き合う。

私は「反戦思想」の持ち主ですが、しかし同時に「オタク趣味者」ですから、いわゆる「ミリタリーもの」を頭から否定するようなことはしたくありません。ですが、日本軍を題材とした「ミリタリーもの」が「危うさ」を内包していることは、やはり否定できないと思います。その「危うさ」とは、思うに、日本による過去の侵略戦争や植民地支配に対する抵抗感を希薄化させることです。

もっとも、だからといって、そのようなコンテンツの存在を完全に否定すべきだとは思いません。そうは言っても、やはりそのようなコンテンツの愛好者は、コンテンツを楽しむうえでそれが内包する「危うさ」をしっかりと認識し、そのような「危うさ」を内包するコンテンツを扱っていることをしっかりと自覚する必要があると思います。

このようなことは、私が愛好する「エロティックな創作表現」についても、同様にいえます。「エロティックな創作表現」を愛好することについて問題があるとすれば、それは「エロティックな創作表現」を愛好することそれ自体ではなく、コンテンツが内包している「危うさ」を認識しない、あるいは、それどころか「危うさ」を否定するような態度ではないでしょうか。

コンテンツが内包している「危うさ」としっかり向き合うことこそ、まさに私たちオタク趣味者がコンテンツを扱ううえで求められる「資格」であると、私は思います。