あしべの自由帳

芦部ゆきとが言いたいことを書き綴るだけの、そんな「自由帳」です。

それは、あなたが「国民」だからです。

あなたの「(日本)国民の常識感覚」からすれば何の問題もない言動が、「他者」から差別的であると批判されたとします。もしかすると、あなたは「国民の常識感覚からすれば何もおかしいことはなく、差別などではない(すなわち、国民の常識感覚からすれば差別だなどというのがおかしい)」と反論するかもしれません。

たしかに、「国民の常識感覚」からすれば何の問題もないのでしょうし、おそらく「国民」の多数もあなたと同じように考えるでしょう。しかし、だからといってそれが「真理」だなどと誤解してはなりません。つまり、あなたが「国民の常識感覚」を「正しい」と思うのは、あなたが「特権者」である「国民」だからです。「他者」を踏みつけている「特権者」だからこそ、「国民の常識感覚」からすれば何の問題もないなどと平気な顔で言えるのです。

もっとも、かく言う私も「特権者」である「国民」です。しかし、そんな私でも「他者」への想像力を働かせることはできます。しかるに、「他者」への想像力を働かせることを怠り、「国民の常識感覚からすれば何もおかしいことはなく、差別などではない」と言い放つのは、「国民の傲慢」と言わざるを得ないでしょう。