あしべの自由帳

こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく。主にラブとピースとエロスにまつわるetc.について考えています。

麦酒雑感

突然ですが、私はビールが好きです。

f:id:yukito_ashibe:20161029115628j:plainひとくちにビールと言ってもいろいろありますが、私はヘーフェヴァイツェンも、インディア・ペールエールも好きですし、もちろんオーソドックスな(オーソドックスな、と言ってしまう時点ですでに「固定観念」に囚われてしまっていますが)ピルスナースタイルのビールも好きです。

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日本では(というより、日本に限らず)、ご存知のようにピルスナースタイルが主流ですが、しかしそれゆえに、残念ながらベルジャンスタイルやエールタイプのビールを「不味い」と評する人も見受けられます。また、日本の大手メーカー5社のうち4社の主力商品がジャーマンスタイルであることから、ライトボディなアメリカンスタイルのラガーを「薄くて不味い」と評する人も見受けられます。もちろん、個人的な好みとしての「美味い・不味い」があるのは当然だと思います。しかし、客観的に「不味い」ビールなど、はたしてこの世にあるのでしょうか。

思うに、この世に「不味い」ビールがあるというのは正しくなく、私の好みに合わないビールがある、ただそれだけのことです。あるいは、そのビールを不味いと思うのは、そのビールが不味いからではなく、私がそのビールの飲み方を間違えているからなのかもしれません。日本の大手メーカーが醸造するピルスナースタイルのビールは、ある意味「優等生」です。その優等生ぶりは、特に食中酒として発揮されるように思います。某紅茶飲料の昔のCMの文句を借りて言えば、「どんな食事にも合う」というやつです。

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他方、ヘーフェヴァイツェンやスタウト、ペールエールは、結構「料理を選ぶ」ビールなのではないでしょうか。しかるに、ワインに関しては料理との相性にこだわるにもかかわらず、ビールに関しては料理との相性にこだわらないというのは、「とりあえずビール」の言葉に象徴されるように、なんとなくビールが軽んじられているような気がしてなりません。

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また、ライトボディなアメリカンスタイルのラガーは、思うにジャーマンスタイルのラガーのようにじっくりと重厚な味わいを楽しむものではなく、爽快なのどごしを楽しみ、そして渇いた身体(喉ではなく)を潤すものです。例えば、アジアの旅先で疲れた身体に流し込むライトボディなアジアンビールは、まさに至高の一杯だといえます。

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なお、私見ではありますが、アジアンビールが概ねライトボディなのは、モンスーンアジアの気候によるところもあるでしょうが、それのみならず、スパイシーでホットな料理と絶妙な相性だというのもあるのではないでしょうか。実際に私は、辛い料理には沖縄のオリオン、韓国のhite、ベトナムの333、タイのビアチャーン、シンガポールのタイガーなどをよく合わせますが、ビール単体で飲むよりも、アジアンビールならではフルーティーさが引き立つように感じられます。

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以上、ビールについて私の思うところを、とりとめもなく書き綴ってみました。

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