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あしべの自由帳

こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく。主にラブとピースとエロスにまつわるetc.について考えています。

二次元少女に恋することはそんなに悪いのか?

世間一般では、いわゆる二次元少女(少年)に恋することを異端視する風潮があります。ですが、果たして二次元少女(少年)に恋することの何がそんなに悪いのでしょうか。

「二次元少女(少年)に恋することは一方的なものであって不毛、ナンセンスである」という考えもありましょう。しかし、それでは「片思いの恋」を否定せざるを得ないでしょうが、「片思いの恋」も立派な恋に違いありません。

私が思うに、二次元少女(少年)に恋することそれ自体が“悪い”のではなく、“人間の男女間でする恋愛こそが正しい恋愛である”という価値観を基準にして、その基準から外れるゆえに“悪い”とされるのではないでしょうか。“人間の男女間でする恋愛こそが正しい恋愛である”という価値観が絶対的なものかといえば、それはただ性愛の第一目的を人類の繁殖目的にありとした、ある種の宗教的価値観が形骸化したものにすぎないのかもしれません。

人間も動物であることに鑑みれば、性愛の目的が人類の繁殖にあることは確かです。しかし、人間が人間であることに鑑みれば、人間の恋愛(性愛)の本質はやはり精神的なものであると考えるべきです。そうだとすれば、人間の少女(少年)に恋することと二次元少女(少年)に恋することの間にどれほどの違いがあるといえるでしょうか。

かく考えることに対しては、「二次元少女(少年)には“心”がない」との批判もあるでしょう。しかし、私たちが「好きになる」のは“心”そのものではなく、あくまでも心的な現象であって、かかる心的な現象に類似のものは二次元少女(少年)に対しても(クリエイターによって人工的に賦与されるものであるにせよ)認められるものです。また、私たちが「好きになる」のは、私たちの内にある“理想の照り返しなのかもしれません。

そうだとすれば、人間の少女(少年)に対する“「好き」という気持ち”と二次元少女(少年)に対する“「好き」という気持ち”との間に、後者を否定すべきほどの差異があるというのは、やはり疑問であると言わざるを得ないでしょう。