葦辺の車家ブログ

自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない車家(くるまや)ゆきとが感じたこと・考えたことをそこはかとなく書き綴ります。

悪い天気、良い天気。

私たちはしばしば、雨天を「悪い天気」だと言ったりします(ちなみに気象庁では、「意味がいろいろに解釈され誤解をまねきやすいので用いない」としているようですが…)。

たしかに、雨に濡れると不快ですし、そういった意味では雨天は「悪い天気」なのでしょう。しかし、雨が降らなければ干ばつを招き、私たちが生きていくうえで様々な支障を来たすことになります。そうだとすると、雨天が「悪い天気」だとは一概には言えません。

もしかすると、私たちが雨天を「悪い天気」だと思うのは、雨のせいではなく、太陽の光を受けることができないからなのかもしれません。なぜなら、私たちは、太陽が私たちに対して無限に贈与するエネルギーを消費して、生命を燃やしているのですから。

たとえ雨降りだろうと、陽の光が降り注ぎさえすれば、私は、「良い天気」だと感じずにはいられないのです。