2013-10-11 現実 「私は、正しく『現実』を知っている。」 そう誇らしく思う気持ちは、わからなくも、ない。 しかし、 はたしてその『現実』の認識は正しいか? その『現実』は真なる『現実』か? 一度くらいは疑ってみるのも、決して悪いものではない。 私は、思う。 人は、死に飲み込まれるその瞬間にしか、現実に触れることはできないのではないか、と。 ならば、いま眼前にある現実は、いったい何だというのだ?