あしべの自由帳

こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく。主にラブとピースとエロスにまつわるetc.について考えています。

前エントリ「三浦瑠麗氏とフジテレビによる民族差別煽動に断固抗議する」の補足

前エントリ「三浦瑠麗氏とフジテレビによる民族差別煽動に断固抗議する」について、若干補足します。 たしかに、問題となった三浦瑠麗氏の発言それ自体は、三浦氏の「言い訳」にもあるように、民族差別煽動とは言い難いようにも思えます。 しかし、前エント…

三浦瑠麗氏とフジテレビによる民族差別煽動に断固抗議する

三浦瑠麗氏、ワイドナショーでの発言に批判殺到 三浦氏は「うがった見方」と反論http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/12/ruri-miura_a_23359021/ 残念ながら、「大阪に北朝鮮のテロリスト分子が潜んでいる」という三浦瑠麗氏の発言の何が問題であるか分か…

差別主義者も「人間」だからこそ、私は断固として非難する。

「差別主義者は人間ではない」という言説を、しばしば見聞きします。 たしかに、差別は人間の尊厳を踏みにじる「反人間的な」ものですから、「差別主義者は人間ではない」と言いたくなる気持ちもわかります。しかし、差別主義者を「人間ではない」と言い切る…

路地裏とエロス

私は「路地裏」を愛している。しかし、その「愛」はいささか暴力的かもしれない。 路地裏は、決して簡単に私を受け入れようとはしない。しかし、それゆえに私は闖入したくなる。 この路地を進んだ先には、いったい何があるのだろう?もしかすると、そこにあ…

日本は「日韓“慰安婦”合意」を自らの手で破棄しなければならない。

「立憲主義」という言葉の意味を真に理解しているかどうかはさておき、おそらく多くの日本国民が、「日本は立憲主義国家である」ことを信じて疑わないでしょう。もちろん、私も「日本は立憲主義国家である」ことを信じて疑わない人間の一人です。 さて、「日…

憲法9条を本当に守るために

「護憲派」の中には、「憲法9条は、国民を守るためにある」と言う人がいます。たしかに、憲法9条を守ることで、国民が戦火から守られることは否定しません。しかし、それはあくまでも憲法9条を守ることで得られる派生的な効果であって、憲法9条の本質で…

日本軍性奴隷問題の真の解決のために、必要なこと。

韓国大統領、矛盾を露呈 慰安婦合意新方針、国内でも批判:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S13307453.html どうして、日本政府もマスメディアも、そして国民も、韓国政府が「日韓“慰安婦”合意」の不当性を主張する一方で合意の破棄・再…

何のために「現実」を見るのか

理念を掲げて現状の変革を訴える人に対して、「現実を見ろ」と言う人がいます。もしかすると、「現実を見ろ」と言う人に同調し、理念を掲げて現状の変革を訴える人のことを夢想家だと嘲笑する人は少なくないかもしれません。しかし、私はその「現実を見ろ」…

日本軍性奴隷問題は、外交問題ではない。

(社説)日韓合意 順守こそ賢明な外交だ:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S13293399.html 朝日新聞のこの社説は、「ひどい」の一言に尽きます。朝日新聞は、韓国に対してどうしてそのような傲岸不遜な態度をとることができるのでしょう…

「日本スゴイ番組」の“効能”

昨今の日本では、欧米人を日本に招いて(アジア人が招かれることは、皆無といってよい)日本の技術や文化を褒めさせるテレビ番組が、多く見受けられます。いわゆる「日本スゴイ番組」といわれるものです。そのようなテレビ番組の趣旨は、一般的には「日本の…

差別に「寛容」であることは、「寛容の精神」を殺す。

「寛容の精神を貫くのであれば、差別にも寛容であるべきだ」と言う人がいます。もしかすると、「その通りだ」と思う人も少なくないかもしれません。ですが、本当に「寛容の精神を貫くのであれば、差別にも寛容であるべき」なのでしょうか。 たしかに、「差別…

「軍艦島」の片隅に

政府、軍艦島での強制労働なし 徴用工巡り韓国の反発必至共同通信 https://this.kiji.is/311548453396726881 もしかすると、この記事を読んだ多くの日本国民は「元“島民”が『過酷な強制労働の実態はなかった』と証言しているのだから、軍艦島での強制労働は…

私の친구(友)であるピンデトックは、マッコリの最良の친구である。

「韓国の酒」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、おそらくマッコリ(막걸리)だろうと思います。 そして、日本では、マッコリはホルモン(モツ)をつまみながら飲まれることが多いだろうと思います。 事実、マッコリとホルモンは相性抜群です。 しかし、私…

ヘイトスピーチを肯定するための詭弁は、もうやめよう。

「私はヘイトスピーチには反対だ。だが、ヘイトスピーチが許されないとすると、許されないヘイトスピーチを公権力が恣意的に決めることになる。だから、表現の自由を守るためにも、ヘイトスピーチの自由を認めるべきである」と言う人がいます。もしかすると…

「嫌韓」と「反日」という言葉から滲み出る傲慢さ

(記者有論)日本と韓国 「普段着」の関係、伝えたい 桜井泉:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/DA3S13229745.html 朝日新聞の桜井記者が「『普段着』の日韓関係」を伝えたいとお考えになるのは、大変結構なことだと思います。また、「『普段…

旅をしても、「本当の自分」を見つけることはできないかもしれないけれど……

「自分探しの旅」という言葉に対して、「旅をしたところで、『本当の自分』などというものを見つけることなどできはしない。そもそも、どうしてニセモノの自分に『本当の自分』を探すことができようか」というのはよく言われることです。 たしかに、「旅をし…

日本政府による朝鮮学校差別について、私が思うこと。

日本政府による朝鮮学校に対する差別政策を正当化する理由として、いわゆる「“北朝鮮”核問題」ではなく、「“北朝鮮”政府による人権侵害問題」を挙げる「日本国民」がいます。「“北朝鮮”政府による人権侵害問題」も「“北朝鮮”核問題」と同様、それを理由とし…

日本資本による搾取も、外国資本による搾取も、唾棄すべき搾取であることに変わりはない。

近年、韓国や中国といった(日本以外の)アジア諸国の企業が躍進する一方で、日本企業は凋落の一途をたどっています。その結果、これまで「外国人」を「雇う側」であった日本人は、「外国人」に「雇われる側」になりつつあります。私は、そのこと自体を批判…

「表現規制」に関する、よくある誤解について。

右も左も極端な考え方は「表現の自由」を嫌う――前参議院議員、山田太郎さん - エキサイトニュースhttp://www.excite.co.jp/News/smadan/E1507102952423/ 「表現の自由」に関する「有識者」として知られている山田太郎氏ですが、「規制のされ方には二種類あり…

在日コリアンや在日台湾人の参政権を認めることは「外国人参政権の実現」ではない。「完全な民主主義の実現」である。

「民主主義」は、「治者と被治者の自同性(治める者と治められる者が同一である)」をその本質とします(よく言われる「民主主義の本質は多数決である」というのは誤解です。)。そうだとすると、「日本」という国は、はたして「完全な民主主義国家」である…

再び言おう、「平和の少女像排除問題」は「表現の自由」の問題である。

以前のエントリ*1で、私は「『日本政府による平和の少女像撤去要求問題』は、『表現規制問題』である」旨のことを書きました。その後、現在までの日本政府の「平和の少女像」に関する態度を見るに、やはり「日本政府による平和の少女像撤去要求問題」は、い…

私が「日本国民」に問いたいこと

「日本」という「国」で生まれ、「日本」という「国」で生きてきた一人の人間として、私は「日本国民」に問いたいことがあります。それは、「日本」という「国」を、「日本人」だけではなく、全ての人が一人の尊厳ある人間として生きることのできる場所にし…

釜山の「平和の少女」は、静かに、だが力強く佇む。

先般、韓国の釜山を旅した私は、日本では「従軍慰安婦像」と呼称される、「平和の少女」を訪ねました。 日本では、釜山の「平和の少女」は、 在釜山日本国総領事館「前」に設置されていると、マスメディアで報じられています。 ですので、まず私は、在釜山日…

「昔と比べて、日本社会における民族差別はずいぶん緩和された」という言い訳

就職差別の緩和や地方公務員採用の国籍条項撤廃などをを例に挙げて、「昔と比べて、日本社会における在日コリアン差別はずいぶん緩和された」と言う人がしばしば見受けられます。 たしかに、「昔と比べて」日本社会における在日コリアン差別はずいぶん緩和さ…

「どんな言動がヘイトスピーチなのか分からない」という前に

「どんな言動がヘイトスピーチに該当するかなど分からない。いったい誰が、どんな言動をヘイトスピーチだと決めるのか」と言う人がいます。たしかに、ヘイトスピーチを規制する法令における「ヘイトスピーチ」の定義が明確性を欠くものであれば、「萎縮効果…

「多様性の尊重」は、「個人の尊厳の否定」を肯定しない。

昨今、「多様性の尊重」ということがしきりに言われています。もちろん、私も「多様性の尊重」に異論はありません。しかし、「多様性の尊重」ゆえに、いかなる主義主張であっても許容すべきだという考えには、私は賛同できません。 思うに、「多様性の尊重」…

「日本人なのに殺された」という言葉の違和感

関東大震災直後の朝鮮人虐殺に関して、しばしば方言話者等が朝鮮人と間違われて殺された話が語られます。もちろん、そのような話の趣旨が「ジェノサイドにおいては民族を問わず殺される」というものであることに、私も異論はありません。しかし、日本国民が…

「平和の少女像」が日本国民に問うていること

日本では「慰安婦像」などという名前で呼ばれる「平和の少女像」について、これを「反日の象徴」だなどと忌み嫌う日本国民は少なくないのではないかと思います。 おそらく、日本国民は日本軍による戦時性暴力に関して自分が責められていると感じるゆえに、「…

「広島原爆の日」に考えたこと

広島原爆の日:首相「核ない世界と恒久平和に力尽くす」 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170806/k00/00m/040/143000c 平和祈念式典のあいさつで安倍首相が述べた「このような惨禍が二度と繰り返されてはならない」という言葉に、私はどこか違和感…

「オタク」だからこそ、コンテンツの「危うさ」としっかり向き合う。

私は「反戦思想」の持ち主ですが、しかし同時に「オタク趣味者」ですから、いわゆる「ミリタリーもの」を頭から否定するようなことはしたくありません。ですが、日本軍を題材とした「ミリタリーもの」が「危うさ」を内包していることは、やはり否定できない…